箱根ハイキング(大涌谷・神山・駒ヶ岳)

今回(10月4日)、熟年同窓4人組(タッキー、ヤッチャン、アラチャン、私(マル))は、1泊2日で箱根ハイキングに行ってきた。
今回はタッキーの会社の保養所で1泊し、ハイキングと温泉と夜のお酒を楽しんできた。
大涌谷は、硫黄の野性的な臭いと硫黄の煙が立ち込める勇壮な眺めが好きで何度となく訪れている。

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                              朝の大涌谷

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                              大涌谷にて

かねてより、この大涌谷から箱根山の最高峰神山(標高1438m)を経て駒ヶ岳に至る尾根道を縦走したいと思っていた。
以前に試みようとした時は噴火の影響で立ち入り禁止との事で断念した。
今回ハイキングコースを探す中で問い合わせたところ立ち入り禁止は解除されていると聞き、行くこととした。
(火山ガスのため平成13年度から大涌谷⇔大涌谷分岐間が通行止めとなっていたが、安全装備が整ったため平成19年4月25日より再開とのこと)

ハイキングコースと想定コースタイムは3時間50分で、内訳は以下の通り。
大涌谷駅 <25m> 大涌谷分岐 <30m> 冠ヶ岳分岐 <5m> 冠ヶ岳 <5m> 冠ヶ岳分岐 <5m> 神山 <35m>
防ヶ沢分岐 <25m> 駒ヶ岳 <20m> 防ヶ沢分岐 <55m> 早雲山分岐 <5m> 大涌谷分岐<20m> 大涌谷

新宿発6時半の急行に乗って、スタート地点の大涌谷(標高1044m)には10時少し前に到着。名物の黒たまごを買い、10時10分頃に出発した。
大涌谷から大涌谷分岐(標高1200m)までは、標高差150m超を25分程度で登るので、出だしでもあり楽ではない。ほぼ予定通り大涌谷分岐に到着したが、既に息が切れている。
休憩後、次の目標である冠ヶ岳への分岐(標高1370m)へ向けて進んだ。
冠ヶ岳分岐までは岩だらけの登りが続いた後、幾分なだらかな縦走路となった。
私はこのコースを箱根の山々を縦走する見晴らしの良いコースと勝手に想像していたが、その期待は見事に外れた。
大涌谷を出発して以来 冠ヶ岳分岐に至るまで展望の開けた場所は全くと言っていいほど無かった。
さらに失望したのは、冠ヶ岳山頂(1412m)と神山山頂(1438m)においても山頂は狭く見晴らしの良い場所は無いことだった。

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                              冠ヶ岳山頂にて

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                              神山山頂にて

神山山頂で会った駒ヶ岳方面から来たハイカーに「この先に景色の良い処はありますか?」と聞いたところ、「駒ヶ岳まで無いよ」という答えが返ってきた。悪い知らせは早い方が良い。
ただ、展望は無くても雨上がりのせいか一段と清々しく感じられる涼気に満ちた森林浴は足場の悪い登りの疲れを癒してくれた。
また、冠ヶ岳分岐付近には小さな社と鳥居があって雰囲気のある空間を生み出していた。

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                              小さな社

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                              鳥居のある風景

神山から防ヶ沢分岐までは200m超下る。粘土質の滑りやすい土壌の上にV字に深くえぐられている箇所もあり歩きにくい道だった。
この時期花々もあまり見られなかったが中国トリカブトが目に付いた。

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                              中国トリカブト

防ヶ沢分岐から駒ケ岳山頂までは100m弱の登り、悪路が続いてもう歩きたくない気持ちだが、最後の登りと思い登り切った。
ここに来て初めて今までの鬱積を晴らすかのような広々とした眺望が展開された。
ほぼ予定通り1時前に到着し、ここで弁当を開いた。
曇っていたので富士山は見えなかったが、山頂の解放感を味わい、箱根元宮にお参りして帰路に向かった。

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                              駒ケ岳山頂付近にて

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                              芦ノ湖の眺望

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                              山頂の箱根元宮にて

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                              りんどう

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                              野苺?

帰り道は、防ヶ沢分岐から右手に折れて、早雲山分岐を経て大涌谷に至るコースだ。
防ヶ沢分岐と大涌谷では標高差もほとんど無く、登りが無いのは有り難いが、地図には「熊笹の多い下り道」の記述があり眺望は期待できないと予測した。
実際、予想通り見処の無い道が続き、皆無口になってひたすら歩き、無事大涌谷に戻ってきた。

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                              大涌谷にて

夜は強羅にあるタッキーの会社の保養所で1泊した。
温泉で疲れを癒した後、夕食時に飲んだ生ビールは、このビールのためにハイキングをしてきた思う程。

翌日は、箱根特有の深い霧の中を出発して強羅公園に立ち寄った。

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                              朝霧の保養所にて

強羅公園は、利休以来の茶人と称された益田孝が大正時代に始めた白雲洞茶苑(箱根強羅の巨岩怪石の間に、深山のおもむきを保存して、見るからに山家の風情の濃い茶室群とある)があり、趣のある公園だった。
山野草展が催されていて大文字草を知ることになった。

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                              白雲洞茶苑にて

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                              白雲洞茶苑

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                              大文字草

バスで仙石原へ回り、すすきの草原を見て歩いた。すすきは今が見ごろなのだろうか、ベージュのビロードのように落ち着いた光沢を放っていた。


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                              すすき

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                              すすき

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                              仙石原にて

桃源台へ回って海賊船に乗って箱根町へ渡り、旧杉並木を歩いて元箱根へ出てバスで箱根湯本へ戻り、成城学園前で反省会をしてお開きとなった。
尚、今回2日間の小田急箱根周遊券(新宿から5千円)を利用したが、暇に任せて毎回切符を買った場合と比較したところ、2千5百円ばかりお得という結果となった。

この記事へのコメント

ベーヤン
2009年10月09日 00:36
あの趣のある白雲洞茶苑は利休以来の茶人と称された益田孝によってはじめられたものとは知りませんでした。
フリーパスで入場できますが期待以上の公園ですね。

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