谷川真理ハーフマラソン走行記

1月9日、第12回谷川真理ハーフマラソンに参加した。

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                              いざ出陣

コースは、新荒川大橋付近をスタート/ゴールとして荒川縁を走る平たんコース。
新荒川大橋から上流へ向かって折り返してくるコースと下流へ向かって折り返してくるコースがあり、其々のコースごとに申告した予想走行時間によって3グループに分けられてスタート時間が10:00,10:15,10:30にずらして設定されている。
私は下流コース10:30スタートだった。
ハーフ制限時間は2時間30分。

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                              会場

過去3年間にわたって、7回のハーフマラソンに参加し、その内の6回に完走することが出来た。
失敗した1回は去年10月の大会で気温が20度を上まわった状況下で体調を崩し、15km付近でリタイアした。
素人ランナーはリタイアしても倒れたりしなければ、誰かが車で運んでくれるわけでもなく、何の希望も張合いも無くゴールまで疲れ切った足で歩かなければならない。
この時、いやという程敗者の悲哀を体験させられたので、今シーズンからは気温の下がる12月~2月の真冬3ヶ月間しか出場しないことに決めた。

今シーズンは12月23日、1月9日、2月13日のハーフマラソン大会にエントリーしたが、12月23日は法事と重なり出走できなくなったので、この谷川真理ハーフマラソンが今シーズン最初の出場となった。
当面の目標を65歳までのこれから3シーズンにハーフマラソンを完走することにおいていることもあり、今回の出走は個人的には大変重要な位置付けを占めていた。
多少大袈裟だが、ここをクリアしなければ正月を迎えられないような気構えで臨んだわけだ。
11月になってから11月1日、21日、29日、12月4日、9日、14日、19日、27日と8回17km~20kmを走り、年末まではほぼ考えた通りの調整をしてきた。
年明けの1月3日を最終走りこみとして臨んだが、正月から感じていた胃腸の不具合、と言っても腹痛でもなく下痢でもなくむかむかする程度、が響いたのか12km程度で断念した、本番ならば間違いなくリタイアの状態だった。
それから、あれこれ胃腸薬を試すもすっきりはせずに当日を迎えることになってしまった。
だから、不安材料を抱えたままの今回は、タイムは関係なく途中棄権せずに完走することが目標だった。

10:30にスタートして、最初の1kmは芋を洗うようなごった煮状態で思うように走れず6分37秒だった。
10kmまでは60分(1km当り6分ペース)程度が目安なのでかなり遅い。
心配された体調はまずまずのようなので、少しばらけてくれば挽回できそうだ。
気温は13度ぐらいまで上がるらしいが、朝のこの時間は未だ10度以下であろう、快晴の日差しを浴びて体感的には10度程度で暑さを感じるには至らない。
下流コースは左手に荒川を見ながら折り返し点まで進む、コースと荒川との間には数多くの河川敷野球場があり、少年たちの元気な歓声が響いていた。
見通しも開けてなかなか気持ちの良いコースだ。

いつもの事だが、ハーフマラソンを完走するには「如何に10kmを楽に通過し、その後は如何に15kmを余力を残して通過するか」がポイントだ。
5kmの通過は30分58秒だった。
2km~5kmはほぼ6分ペースなのでまずまずだ。
暑くは無いが汗ばんできたので手袋をはずし、長袖のウェアを肘の所までたくしあげた。巡航速度で無理なく走れている感じだ。
10kmを1時間1分58秒で通過、6km~10kmを約31分と1km~5kmとほぼ同じ時間で走れたので完走への目途が立ったような気がした。
10km半ばに折り返しポイントがあり、今度は荒川を右手に上流に向かって走る。
11km地点に給水ポイントがあり、念のため大正漢方胃腸薬を飲んでおいた。

10kmを過ぎ疲れも出てくるので1km6分30秒ペースが目標となる。
このコースほぼ平坦でアップダウンをあまり意識しないのだが、13km~14kmは緩やかだが長い上りだ、往路では下りを意識しなかったのに、と思う。
人間、自分に都合の良いことは当たり前、都合の悪いことだけ気になる、ということだろう。
15kmを1時間35分16秒で通過、11km~15kmを約33分で走ったことになる。
ここまではまずまずだ、完走も間違いないだろう、でも疲れがどっと出てきた。
疲れてくると前を見ない、前に見える地点までとても走れないと思ってしまうからだ。
周りのランナーも見ない、自分とは異なるペースで走っている動きが、かろうじて保っている自分のペースの均衡を乱されるような気がするからだ。
だから、自分の影だけを見ながら走り続けた。

16km~18km間を1kmあたり7分10秒台でなんとか18kmまで辿り着いた。
もう完走は間違いないのだが、今回はこの後めちゃくちゃばてた。
そして19km手前の荒川沿いの道から土手に上がるほんのちょっとした登り道で、上りの部分だけ歩いてしまった。
「歩かないで」にはかなりこだわりがあったのだが、この時はあまり躊躇しなかった。
それ程消耗していた。体調の悪さがこの辺りで出た感じだ。
後はひたすら耐えて2時間20分45秒でゴールした。

手元の時計での結果は以下の通り。
(カッコ内は1年前のサンスポ千葉マリンハーフの数字)
1~5km:  30分58秒 (29分55秒)
6~10km:  30分53秒 (32分03秒)
11~15km:  33分25秒 (35分18秒)
16~20km:  37分13秒 (37分11秒)
残りの1.1km: 8分15秒 (7分45秒)
トータル 2時間20分45秒 (2時間21分12秒)。

結果はタイム的には満足できるものではないが、18km辺りまではまずまずであったし、途中棄権の心配もあった事を思うと、ある種の満足感がある。
「65歳までのこれから3シーズンにハーフマラソンを完走する」の目標の1年目をクリアできた事がとにかく嬉しい。
私の「ハーフマラソン完走」の定義は、「歩かないで2時間30分以内にゴールする」だったが、今回これを守れなかった。
しかし、身の程を知れば格好をつけてもいられない。定義から「歩かないで」を除いて前進するのみだ。
ゴールした後、立っていられず暫く座り込んでから重たい足を引きずって荒川土手から河川敷に向けて設置されている観覧席に移動した。
観覧席からは眼前に大会会場、その奥を荒川が流れ、その先には見栄えの良い高層マンションが立ち並び、左手にJRの鉄橋が、右手には新荒川大橋が見え、冬晴れの澄みきった空気が張り詰める中で、視界の開けた気持ちの良いパノラマが展開されていた。
その時、誰に話すわけでもないが、「俺は走りきったんだ」という感慨がこみあげてきた。
「私」では表せない「俺」という昂揚感だった。

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