永源寺・湖東三山+毘沙門堂

11月20日、21日と湖東三山を中心に紅葉狩りに行ってきた。
秋の京都は何回も訪れており、特にちょうど1年前のこの時期には今までで一番素晴らしい燃え上がるような紅葉狩りを堪能した。
今回は妻と共に老齢の母を連れているので、欲張らずに今まで行ったことの無い毘沙門堂(JR東海CM[そうだ、京都へ行こう]の今秋の舞台)と湖東三山(隠れた紅葉の名所として急激にクローズアップされてきた)に絞って行くことにした。
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日程は以下の通り。
11月20日(日): 毘沙門堂
11月21日(月): 永源寺、湖東三山(百済寺、金剛輪寺、西明寺)

今年は例年になく紅葉の進捗が遅れている。
そんな中で今回紅葉を楽しめたのは、真っ先に永源寺、ここはドンピシャリのタイミングだった、他には毘沙門堂の弁天堂付近と金剛輪寺の池泉回遊式庭園だった。
まだ、これからという処もあったのだが、写真を見て振り返ると充実した紅葉狩りだったことを再確認した。

<毘沙門堂>
後西天皇皇子の公弁法親王(1669 - 1716)は住持を務めた門跡寺院(皇族・貴族が住持を務める格式の高い寺院の称)、「毘沙門堂門跡」と称される。
急な階段を登り、仁王門をくぐると本堂だ。

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                               仁王門へ

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                               本堂前

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                               本堂内

本堂に上がるとある程度人数が揃ったところで、若い僧侶が説明を始めた。
本尊の最澄作と伝えられる毘沙門天は、御開帳が無いので説明に当たった僧侶も見たことが無いとの事。
格式の高い門跡寺院だが、若い僧侶が「動く襖絵」、「取り合わずの間」などくだけた説明をしてくれて楽しめた。

動く襖絵は、目を合わせたままで移動してもずっと目を合わせて来る老人とか見つめたまま移動すると長く見えてくる書物や机など4箇所あって、私は3箇所は確認できたが1箇所はどうしても判らなかった。

取り合わずの間は、襖絵が梅の木に鶯ではなくキジが、また別の襖絵は竹に雀ではなくセキレイが描かれた部屋があり、会うつもりの無い客を通して自主的に引き取らせたとの事。

門跡寺院だけあって、晩翠園、弁天堂と質の高さが感じられた。

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                               晩翠園

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                               弁天堂

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                               弁天堂

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                               弁天堂

[そうだ、京都へ行こう]の舞台は仁王門から10mほど隔てた横隣に位置する勅使門下のなだらかな階段下からのアングルだが、真緑のもみじが茂り、散りもみじは全く見られない。
CMの真赤な散りもみじとのあまりの違いに唖然とするとともに、今年の紅葉の遅れを実感した。

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                               勅使門下

毘沙門堂は桜の名所としても有名、本堂脇の立派な枝垂れ桜が春を待っていた。

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                               枝垂れ桜

11月20日
永源寺と湖東三山(百済寺、金剛輪寺、西明寺)は、いずれも名神高速・八日市ICから10km程の処にあり1日に車で周るのにちょうどよいロケーションだった。

<永源寺>
臨済宗永源寺派の総本山。120段の石段の先にある名刹とのこと。
駐車場に車を置いて外に出ると、道中降っていた雨もおさまり、ひんやりとした冷気が紅葉の進展を予感させる。
音無川に架かる旦度橋を渡り、十六羅漢を左手に羅漢坂の急坂を登ると総門に着いた。

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                               旦度橋から

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                               羅漢坂

総門の100mほど先に山門があり、この間の紅葉も綺麗だった。

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                               山門前

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                               山門から

山門を潜って200mほど先の左手に本堂、法堂と続く。
このあたりに見られる真赤な紅葉と黄緑の苔と白い玉砂利の庭が何とも美しく、今回の紅葉狩りを通して一番気に入った風景だった。
深紅の紅葉はまさに旬、冷気と湿気が育てた瑞々しい苔と玉砂利による深紅・黄緑・白のアンサンブルは見事。

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                               本堂、法堂前

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                               本堂、法堂前

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                               本堂、法堂前

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                               本堂、法堂前

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                               本堂、法堂前

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                               本堂、法堂前

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                               本堂、法堂前

<百済寺(ひゃくさいじ)>
湖東三山、最古のお寺は聖徳太子が百済(くだら)人の為に創建、自然の谷川の水が池に注ぐ地泉回遊式の庭園がすばらしいとの事。
正面の大きな池の向こうに紅葉の赤が適度にあしらわれた美しいビューが展開される。
この庭園は、回遊して眺望の良い高台の遠望台へ行けるのが特徴。

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                               地泉回遊式庭園

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                               地泉回遊式庭園                           

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                               地泉回遊式庭園

回遊式の順路に従って上方へ進むと高台の遠望台に辿り着く。
遠望台から眼下には湖東の平野が展開し、西方遥か880km先には渡来人の祖国「百済国」が偲ばれるとの事。

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                               遠望台

ツアーパンフレットに頻出する石垣参道の散りもみじ、現場を通ったが毘沙門堂の勅使門下と同様にまだ緑で全く別の光景、今年の紅葉は遅れている。

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                               石垣参道

<金剛輪寺>
湖東三山の中で一番良かったのは金剛輪寺だ。

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黒門を通り、100m程進むと直進の登りが本堂への参道、左手が名勝庭園の分かれ道に着いた。
母もいるので名勝庭園へ進む。
右手の水雲閣(茶室)を過ぎると池泉回遊式庭園が展開された。
ここの紅葉は正に見頃、「血染めのもみじ」の呼び名もあるように見事な赤だ。
この庭園は、桃山、江戸初期、江戸中期の三庭からなり、正面から一望できないほど奥が広い。
その広い庭園に真赤な紅葉が花を添えてなかなか豪華な仕立てだ。
湖東三山の中では一番の見所だった。

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                               名勝庭園

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                               名勝庭園

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                               名勝庭園

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                               名勝庭園

ここでは春秋冬に咲くという不断桜も見られた。

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                               不断桜

この後、私だけ約300mの急坂の参道を登って本堂まで行ってきた。本堂へ至る参道はもみじの木はあるのだが未だ緑でほとんど紅葉していなかった。
この参道、杉の大木が脇を固めてなかなか雰囲気のある処で紅葉時にまた来たいと思った。

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                               参道

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                               参道

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                               本堂付近

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                               本堂付近

<西明寺>
内部に極楽の壁画が残る国宝三重塔、表道が紅葉に染まるころ不断桜が満開になりま
名勝庭園「蓬莱庭」は苔庭の印象が強く、他の寺の見事な庭園を見た後なので余り見栄えはしなかった。
紅葉もあまり見られず、国宝三重塔も修復中だった。
あるのを知らずに樹齢250年の不断桜は見逃してしまった。

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                               蓬莱庭

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                               参道

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                               本堂前



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