瑞牆山ハイキング

6月22日、高校同窓のA君と瑞牆山(みずがきやま)へハイキングに行ってきた。
瑞牆山は標高2230mの日本百名山の一つ、かねてより巨岩群が織りなす独特な雄姿が気になっていた。
行ってみると、写真で見る切り立った頂上まで梯子やクサリ、ロープの補助のもと特段の困難も無く登れて、私には限界に近かったが良い登山コースだと思った。
残念ながら山頂では霧に覆われて写真で見るような眺望は楽しめなかったが、霧に包まれた巨岩群の雰囲気もまた格別で十分に楽しめた。
帰りに寄ったラジウム温泉「増富の湯」は、ぬる湯に浸かっているとじんわりと体の芯から温まってきて、ハイキングの締めくくりに一興を添えてくれた。

画像


朝、6時喜多見駅に集合。
調布ICから中央道に入り、須玉ICで降りた。
その後の道順はA君にお任せ、瑞牆山荘を目指してXXXクリスタルラインを進んだ。
このクリスタルライン、道路脇を道路に沿うように2~3m幅の清流が数kmに亘って流れているのだが、清流と共に苔むした大岩小岩に落木が見られ、その清流全体を秋には見事であろう落葉樹群が覆っていた。
奥入瀬を彷彿させるようなクリスタルラインの名に恥じない素敵な景色だった。
瑞牆山荘直ぐ近くの駐車場に9時少し前に到着した。
月曜日の早朝だが、100台収容できる駐車場にはすでに20台近くの車が止まっていた。
瑞牆山の人気の程がうかがわれる。

画像


当日は梅雨の谷間。
予報では3時までは雨は降らないとのことで頂上での晴れ間も期待して、9時頃出発した。
曇り空のもと長袖1枚で丁度いい、気温は17,8度と思われた。
本よると登山ルートは次のようになっている。
・駐車場(1510m)から富士見平小屋(1790m)まで60分
・富士見平小屋(1790m)から天鳥川出合(1810m)まで30分
・天鳥川出合(1810m)から瑞牆山山頂(2230m)まで90分
駐車場から瑞牆山山頂まで2.9kmなので距離的には大したことはないが、天鳥川出合から瑞牆山山頂までの標高差400m強の登りが難関と思われた。
広葉樹の緑が美しい林を進む。
林道を横切って登山道に入った。
大石が所々に点在しているが、足元には大きな石は無いので歩き易い。
次第に勾配は増してきた。

画像


画像


画像


まだ大して歩いてなかったが一登りしたところにベンチがあり、A君の用意してくれたホットドックとコーヒーで朝食を取った。
広葉樹に包まれた周りの雰囲気が良いこともあり、通りかかった登山者と言葉を交わして20分近く休憩してしまった。
再出発し、勾配はあるが歩きにくくは無い道を進むと「富士見平のミズナラ林」の看板が見えた。
シラカバも見えるがこの雰囲気の良い樹林の正体はミズナラだったのかと納得した次第。
暫く進んでほぼ10時に富士見平小屋に着いた。
ここまで約1時間、長い休憩を考えれば順調に進んでいる。
富士見平小屋では休まずに通過した。

画像


画像


画像


ここから天鳥川出合まではほとんど標高差がない。
足もとの石ころは大きくなって歩きにくい。
多少のアップダウンがありトータルでは少し登った後に一気に下った処が天鳥川出合だった。
ちょろちょろ流れる天鳥川のせせらぎを石づたいに跨いで渡った。
いよいよ標高差400mの登りだ。
まず目の前に桃太郎岩が現れた。
大岩を2つに割るように大きな裂け目が入って、イメージにぴったりの名称だ。
桃太郎岩の右横に梯子が掛けてあり上って進む。

画像


画像


画像

                                桃太郎岩

道は大石のガレ場となって足場が取りにくくしかも急勾配なので、発汗が激しくなり苦しくなってきた。
急登が続き、同行のA君について行けない。
発汗が激しく妙に鼻水が出ることを考えると疲労というより体調不良だが、こういう状況が続いているので、これを実力として認識すべきだろう。
コースとしては、登りにくい処はクサリ場だったり梯子が掛けてあったりして登山者への配慮の行き届いたコースだと思った。
A君に遅れながらも所々で呼吸を整えながら登っていくとオオヤスリ岩が見えてきた。
このコース至る所に巨岩があるが、迫力あるオオヤスリ岩と特異な桃太郎岩は格別だ。
オオヤスリ岩の脇のガレ場を登っていく。

画像


画像


画像


画像


画像


                                オオヤスリ岩

画像


画像


大石のガレ場を登りきって「瑞牆山頂10分」の標識を見たときは嬉しかった。
その直後、このコースで初めてシャクナゲの花を見つけた。コース中でも随所にシャクナゲは見られたが花は見られなかった。今年はもう咲き終えたらしい。咲いていたシャクナゲの花はピンクだったので透き通るような赤のアズマシャクナゲにお目にかかることは出来なかった。
木々に覆われて展望の利かない道を暫く進むと一気に視界が開けてそこが山頂だった。
なんとか登りきることが出来た。

画像


画像

                                シャクナゲ

画像


山頂の雰囲気は抜群だった。
残念ながら霧に覆われて視界は全く利かないが、山頂を構成する大岩群の南側は絶壁になっているので、大岩以外には何も見えない霧に塗られた無の世界が広がっている。
無風なので霧は晴れないが、気温も18度位あり寒さは感じない、長居出来る状況だ。
A君は早速昼食準備に使うバーナーを設置できる平らで岩に囲まれたベストスペースを確保した。今日の昼食はカレーうどん。

画像


画像


画像


画像


画像


食後のドリップコーヒーを飲んでしばらくした時、一瞬霧が晴れた。
金峰山や富士山は見えなかったが、山頂隣の岩壁群はくっきりと見えた。
写真で見るように四方を見渡せたらどんなに素晴らしいかと思うが、それが叶わなくても瑞牆山山頂付近はさすがに百名山の感を強くした。

画像


画像


画像


画像


帰りはラジウム温泉の「増富の湯」で汗を流した。
このラジウム温泉、30度の源泉に浸かっているとじんわりと効いてきて体の芯から暖かくなってくる感じだ、ここでも長居をして、拙宅に戻った時は7時だった。
反省会は豚の味噌漬けと鶏のから揚げで盛り上がり散会した。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック