日本国紀への期待

「日本国紀」がベストセラーとのこと。私も読んで感動しました。
百田さんの情熱と有本さんのバランス感覚が生み出した好著だと思います。百田さんの「これを書かずに死ねるか」という気概が全編にみなぎっている。それでいて冷静さを失わずに、そして誰でも読める平易なタッチでまとまっている。この本の内容が各人の常識となって日々の暮らしの中で諸々のやり取りのベースになることを切に希望します。
私は現在70歳。学校はずっと私立に通っていたので日教組の直接的な影響は受けていません。思想的に過激なマルクスや右翼的なものには興味を持たずにでも何となく政府批判をするような合理主義を拠り所とした外形的には「何となくリベラル」みたいな感じで60歳ぐらいまで過ごしてきました。だから、自民党に投票したのは、小泉郵政選挙が初めてでした。それから小沢民主党の政権交代に期待して投票しました。今から考えると「改革」という言葉に踊ってしまう軽薄な存在だったのだと思います。
正確な時期は分からないが、私の考え方の転機となったのは保守思想に接してからだと思います。合理主義はあくまで前提だと思います。そうでないと空想主義になってしまいますから。でも合理主義だけだと自分の頭脳だけが頼りで拠って立つ基盤がない。そうでないとすると自分を全知全能の神と思い上がるしかない。
この拠って立つ基盤を埋めてくれたのが保守思想だったのです。西部邁さんの「保守思想のための39章」は勉強になりました。保守思想を帯びた本を読む中で一番影響を受けたのは西尾幹二さんの「国民の歴史」です。学者としての厳しい視線の中で西洋史観、東京裁判史観で歪められた祖国の歴史を正常で誇り高い歴史として取り戻そうという気迫と情熱にあふれた一冊でした。それから渡部昇一さんの「かくて歴史は始まる」、渡部さんは「自国の歴史の中に美しい虹を見なさい」という。自虐史観を戒めて、自国の歴史の中に誇るべき事象を結んだ美しい虹を見なさいと言って、それこそが歴史なのだと言うのです。日本には、聖徳太子の日出ずる処の天子・・・に始まる中国との付き合い方から敗戦後の復興に至るまで、誇るべき歴史に満ち溢れている。正に先人おかげで現在の平穏な生活があるわけです。
我が国の誇るべき歴史を知るのと並行して分かったのは、中国、韓国の忌むべき歴史です。彼らにとって歴史とは、事実の記述ではなく、自己を正当化するための道具だったのです。そこでは捏造、歪曲何でもござれ、嘘も百回言えば真実になるという訳です。「日本国紀」では、いまだに日本を悩ませる従軍慰安婦、南京大虐殺、徴用工について、明確に退けています。相手は、「嘘も百回言えば真実になる」の国ですから、何度でも反論しなければダメ、言い疲れたら負けです。遅きに失しましたが、安倍政権になってから言い放なしにさせないできちんと反論していいと思います。安倍さんの後が心配ですが。
私は数年前から祝日には日の丸を掲揚しています。残念ながら、我が家の近くでは私だけのようです。百田さん、有本さんは「私たちの反乱だ」と言っています。少し空気が変わってきたような気がします。このうねりが広がりを期待します。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック