米朝首脳会談

6月12日注目の米朝首脳会談が行われた。当日の会談結果を聞いて私は正直落胆した。北朝鮮はCVID(完全で検証可能で不可逆的な非核化)には触れずに朝鮮半島の非核化の意思を示しただけなのに、北朝鮮の体制を保証してしまった。
マスコミも多くの論者も北朝鮮にしてやられた、交渉は失敗だったと論じた。私も正にそう感じていた。ただ、トランプ大統領だけが金正恩を褒めちぎり、会談の成功を自画自賛していた。

一夜経って共同声明に書かれていない部分も伝わってきて、少し違うことも想像するようになってきた。
まず、北朝鮮は今まで解決済みと主張していた拉致問題をトランプ大統領が言及した際否定しなかったという、また大統領によれば金正恩は日朝会議にオープンであるという。
拉致問題の解決無くして経済援助は無しという日本側の土俵に乗る兆しが見えたのだ。
希望的な見方になるが、拉致問題は非核化よりも扱いやすく短期的に解決可能な問題ではないか。
拉致問題は金正恩が直接かかわった問題ではないので彼にとっては扱い易いのではないか。
また、直接主導し国威をかけた核開発断念よりも抵抗が少ないのではないかと思われるからだ。

そうこうするうちに、今回の米朝首脳会談の全体図も当初支配していた失敗説とは少し違うのではないかという気がしてきた。
希望的な想像ではあるが、「会えば30秒でその人間が分かる」と豪語するトランプ大統領は直接コンタクトを通して金正恩を信用できると判断した。
そして金正恩は非核化体制保障と経済援助と交換に非核化を約束した。しかし北朝鮮の非核化を約束するが、CVIDによる北朝鮮のみの非核化を認めては北朝鮮内部をまとめられないとして、共同声明への不記載を願った。
トランプ大統領はその言葉を信用して、あの非難囂々の共同声明となった。
トランプ大統領はあのバランスを欠いた共同声明を良しとするほどの馬鹿ではあるまいし,強硬派と言われるボルトン氏も同席していた。
トランプ大統領はビジネスマンとしての勝負勘と功名心から一歩踏み込んだのではないか。
米韓の大規模軍事演習も控えて,北朝鮮の次の一手を見る。

すべて希望的な想像だ。従来の外交の常識では解決できなかった問題を進めることができるか。
トランプ大統領がいう。「戦争は誰にでも起こせるが、平和は勇気によってしかもたらされない」が実現することを願うばかりだ。

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